スポートロジイ 第5号


編者:21世紀スポーツ文化研究所〈ISC・21〉


2024年3月26日発行

A5版 モノクロ/216ページ

ISBN 978-4-902591-54-5 C0075

「生きもの」としての人間にとって
「スポーツ」とは何か

 生身の身体性を軽視して人体を機械のように扱い、アスリートを商品と見做すようなスポーツを取り巻く現代の状況……
 その流れに抗すべく、稲垣正浩氏の提唱によって設立された「21世紀スポーツ文化研究所」。いまこそ、人間の存在論からの問いに耐えうる、新しいスポーツ文化の哲学・思想を打ち立てるべき時だ、と。本誌『スポートロジイ』は、その研究紀要として「3・11」後の2011年に創刊される。
 コロナ禍による無観客の東京オリンピック2020開催、ウクライナやガザでのジェノサイド、生成AIへの依存……と、「人間とは…」がより重い課題として問われる今、装いも新たに、第5号刊行‼


▪内容 
特集Ⅰ「津軽巡礼行―故稲垣正浩氏一周忌によせて―」
ISC・21のメンバーが今福龍太氏とともに津軽での体験を改めて振り返った対話の記録。
特集Ⅱ「ドーピングとは何か―何度でも考える:「ドーピングは悪なのか」」
『ドーピングの哲学』をめぐり、訳者の橋本一径氏と西谷修氏を迎え、「ドーピング=悪」を根本から問い直す。
特別寄稿 「不死の時代Ⅱ」西谷 修
研究ノート 三編


価格:2,200

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