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著者:楠 順一
発売:かりん舎
若者と学んだ「監獄のまち 月形」の歴史
西欧をモデルとする「近代国家」を目指す明治日本で、国家機関の集治監が、なぜ未開の地・北海道月形に置かれたのか…、またその役割は…?
幕末~明治維新の激動の時代、さまざまなバックグラウンドを持ちながら樺戸集治監(月形)を訪れ、それぞれの役割を担い、生き抜いてきた集治監に関わった人々や出来事をテーマに、北海道や日本の歴史とのつながりを紐解いていきます。
著者:田中一生(たなか かずお) ──世界史研究所 編
発行:かりん舎
ユーゴスラヴィア研究のパイオニア 田中一生からの伝言
ヨーロッパはバルカン半島に、かつてユーゴスラヴィアという国が存在した。その国に魅せられて、1960年代に留学。
それから約半世紀、その後のユーゴ解体のプロセスも含め、バルカンを基点に、在野から広い視野で世界を見つづけた田中一生(たなか かずお/1935~2007)。その後のバルカン地域の歴史や文化、文学や芸術を志す者の前には、常に田中一生がいた。東西世界の狭間にあって多様な民族・言語・文化・宗教を内に抱えこみ、「ヨーロッパの火薬庫」とも言われたバルカンの地──そこに暮らす人々の、生活の基層をなす文化に対する深い洞察から、混迷のいまを生きる私たちは何を読みとるか……
(カテゴリー内 : 9点)